2019.02.24
【この記事はタイローカルに詳しい不動産屋さんの『JIROKO』が書いています】
東南アジアの旅行先としても大人気のタイ。
首都バンコクでは次々と高層ビルが立ち並び、今もなお中進国として発展を続けています。
ここではタイの基本的な情報をご紹介しています。
日本語名 | タイ王国 |
英語名 | Kingdom of Thailand |
タイ語名 | プラテート・タイ |
日本語名 | バンコク |
英語名 | Bangkok |
タイ語名 | クルンテープ |
実はこのタイ語名のクルンテープは正式名称の極々一部なんです。
首都の正式名称は「クルンテープ マハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤー マハーディロック ポップ ノッパラット ラーチャタニーブリーロム ウドムラーチャニウェートマハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」
国王ラーマ1世が新都への思いを唄った詩が首都の名前になったそうです。
首都の日本語訳は「天使の都 雄大な都城 帝釈天の不壊の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な都 偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュカルマをして造り終えられし都」という意味になります。
暗記ができたら少し自慢できるかもしれませんね。
タイ人は歌で暗記しているそうですが、、、タイ8年目の私はマハーナコーンまで覚えてます。笑
タイ語では「トン・トライロング(三色旗)」と呼ばれています。
デザインは真ん中に青色、その上下に白色、外側が赤色で、それぞれの色には意味があります。
青=国王や王室一族
白=仏教
赤=国家
学校では朝8時に国歌とともに掲揚され、夕方6時に貢納します。
タイの国歌は駅やバスターミナル、空港などの公共の場で朝8時と夕方6時に流れます。
国歌が流れているときは、直立不動の姿勢で動かないことがこの国のルールです。
映画館や劇場では上映・上演前に国王賛歌が流れます。
曲が流れている間は周りのタイ人と同じように起立しましょう。
タイの国土の面積は514,000㎡です。
日本の国土の面積は377,972㎡ですので、タイは日本の約1.3倍の広さになります。
日本との時差は2時間です。
意外と少ない時差だと思われますが、長年タイに住んでいるとこの2時間は結構侮れません。
日本の時間に合わせるとタイに戻ってきたときに苦労し、タイ時間で日本を過ごすと朝が遅く夜更けまで起きている生活に・・・。
タイの主要言語はタイ語です。
文字は丸みを帯びた可愛さを持つ絵文字のような感じです。
北部の方言の北タイ語、東部の方言のイサーン語、南部の方言の南タイ語とそれぞれのエリアに方言があります。
方言は単語が全然別物だったり、標準のタイ語とは全く異なる発音のときもあり、タイ語にある程度慣れた方でも外国語のように聞こえるでしょう。
特に南タイ語はスピードが速いため、聞き取るのが大変なようです。
タイの人口は6,904万人(2017年時点)です。
2018年10月発表の在留日本人は7万人を超えているようです(海外在留邦人数調査統計を参照)。
国別で比較すると、世界で4番目に日本人の数が多いのがタイです。
タイ国内には、タイ族、華人、マレー族、その他山岳民族がいます。
南部の県に行くとマレー族が多く、ヒジャブと呼ばれるイスラム系の女性が頭に被る布を着用している様子が見られます。
タイの宗教は仏教94%、イスラム教5%、その他1%と言われています。
日本と同じ仏教なのかと言えばそうではなく、タイは仏教の中でも上座部仏教を信仰しています。
上座部仏教は僧侶やお寺に食べ物やお金をお布施することや善い行いをすることで、来世で幸福になれると信じられています。
お布施や善行をすることをタイ語で「タンブン」と言います。
タイの中で仏教は非常に神聖でデリケートなものです。
寺院を訪れる際には服装に気をつけなければいけません。
日本は四季ですが、タイは3つのシーズンに分かれています。
3月〜5月はタイで一番暑いシーズン。
朝から晩まで1日中暑い時期ですが、最も暑い4月は40度近くになることもあります。
4月半ばのソンクラーンが終わると、ボチボチと雨が降り出します。
6月〜11月はスコールのシーズン。
日本のように1日中シトシトと雨が降る日はなく、スコールのような大雨が1〜2時間降って止んでしまいます。
この時期は折りたたみ傘を携帯するようにしましょう。
昼夜ともに気温は高く推移しますが、しばらく雨が降らない日が続くと暑さがジメジメとしたものに変わります。
特に雨が降る直前は凶暴な暑さです。
12月〜2月は雨がほぼ降らないシーズン。
昼間の気温は日本の夏のように暑いですが、空気が少し乾燥していて多少過ごしやすいです。
12月中旬から年末にかけての朝晩は気温が少し低めになりますので、羽織るものを用意しておくことが望ましいです。
ただし、全然涼しくならない年もありますし、過去には2月に急激に寒くなったこともありました。
外の暑さに対して、室内はエアコンでガンガン冷やされていることも特徴的です。
室内外の気温差にやられないように、夏季や雨季でも羽織るものを1枚用意しておくことをオススメします。
また、タイでは暑さが際立っているように思われますが、タイに馴染むと乾季の涼しさが身に堪えます。
すっかり暑さになれた北海道出身の私は乾季の寒さに身体がついていけないことがあります。
タイの通貨は5種類の紙幣と6種類の硬貨があります。
紙幣は6種類で10バーツ札があると聞いたことがありますが、未だ見たことがありません。
タクシーでは1,000バーツ札のお釣りがないと言われることも多いので、100バーツ札を用意しておくことをオススメします。
20バーツ札はチップで頻繁に使用する通貨なので、お財布の中にストックしておくと大変便利です。
通貨のレートの平均は「1円=約3バーツ」と言われています。
バンコクのタイ料理屋でランチをしようとすると、屋台で40-50バーツ前後、ローカルフードコートで40-80バーツ前後、レストランや高級フードコートで60-200バーツ前後が相場となります。
日本食レストランでランチを食べるときは100-300バーツ前後が相場です。
もちろんそれよりも高いランチを出しているレストランもあります。
スーパーで日本から輸入された商品を買うときは、日本の値段の約3倍の価格です。
日本の商品でもタイで現地生産されているものはリーズナブルな金額で販売されています。
みなさんのタイへの理解は深まりましたでしょうか?
他にもタイを知るのに役に立つ情報がありますでの、ぜひ閲覧してみてください。
バンコクの不動産賃貸を取り扱う『alphabet home』のアフターケア担当。JICAボランティアを皮切りに、タイ生活は14年目に突入。バンコクの生活で困ったことや役に立つ情報、面白いことをご紹介していきます。