2020.11.25
【この記事はタイローカルに詳しい不動産屋さんの『JIROKO』が書いています】
タイのフードコートは日本よりも数が多く、あらゆるショッピングセンターやデパートに入っていると言っても過言ではありません。
いろいろなタイ料理が安く美味しく食べられる庶民の味方で、オフィス街の会社員や家族連れなど様々な人たちが利用しています。
ここではタイのフードコートの解説と利用方法、バンコク中心地のフードコート一覧をご紹介しています。
タイでは屋外にたくさんの屋台が出店していますが、フードコートは屋内に屋台がたくさん集まっている場所です。
屋台は衛生面のことでちょっと抵抗感がある人も、フードコートでならば清潔感のある屋台飯を食べることが出来ます。
本当にいろいろな種類のお店が集まっているので、バラエティー豊かなタイ料理を楽しむことが出来ます。
また、フードコートはエアコンが効いている環境下なので、涼しくご飯が食べられるのも良いところです。
近年はとても屋台飯とは言えないレベルのハイクオリティーなお店が集まって高級フードコートを展開しているところもあります。
フードコートに入っている多くのお店はタイ料理のお店で、フードコートでよく見かけるお店をご紹介します。
ご飯系
クイッティオ、カオマンガイ、パッタイ、カオ・ゲーン(カレー)、カオ・ムーデーン(焼き豚)、カオ・カームー(豚足)、クイジャップ、ジョーク(お粥)、イサン料理(東北地方の料理)、カオヤム(南部地方のサラダご飯)、おかず屋台(ご飯+好きな数のおかずを選択可)など。
具材さえあれば好きな料理を注文出来るフリーオーダーのお店があるフードコートもあります。
デザート&飲み物系
カオニャオ・マムアン(マンゴー+もち米)、タイの伝統的デザートのお店、飲み物やスムージーを扱うお店など。
フードコートの中には外国の料理の屋台が出ているところもあります。
フードコートの入り口付近や目立つところにカードを販売しているコーナーがあります。
そこでお金を払って、払った金額分がチャージされたカードを購入することが可能です。
庶民的なフードコートであれば100バーツをチャージしたカードを買えば、1食分は十分でしょう。
中にはフードコートの入り口でカードをもらって、出口で一括精算をする場合があります。
また、稀に現金精算のフードコートもあります。
カードの有効期限は最短で当日、最長で30日間で、フードコートによってルールが異なります。
有効期限内であれば、そのままカードを保管して、金額が不足したら都度チャージすることも可能です。
期限内にチャージをしなかった場合は、カードに入れた金額が失効するので注意しましょう。
カードの有効期限が当日のみの場合や一度切りの利用の場合は、食後にカードを販売しているコーナーでカードを返却して、残高を現金で返してもらいましょう。
フードコート内の座席は全て自由席なので、空いていればどこでも座って大丈夫です。
混雑していなければ、料理を注文して受け取った後に座席を探すスタイルで問題ありませんが、混雑時は先に座席を確保しておくべきでしょう。
空いている人数分の空席を見つけたら、ハンカチやポケットティッシュ、買い物袋等の盗まれても良いものを人数分の座席にまたがるようにテーブルに置きます。
必ず盗まれても手痛くないものを置くようにしてください。
ティッシュ1枚やゴミのような物は食後のテーブルと勘違いされて片付けられますので、そのようなものは座席確保で使用しないようにしましょう。
気に入ったお店を見つけたら、お店の人に注文をしましょう。
基本的にはその場ですぐに作り終えるメニューが多いですが、時間がかかる料理を取り扱っているお店ではピーピー音が鳴る機械を渡されて、音が鳴ったら受け取りに行くシステムの場合もあります。
お店の人からご飯の入ったお皿を受け取った後は、お店の前にあるトレーに乗せましょう。
トレーの用意がない場合やトレーを必要としない場合は、お皿をそのまま座席まで運んでください。
スプーンやフォーク、箸などのカトラリーはお店の前にはなく、飲食スペースのどこかに設置されていることがほとんどです。
なお、一部フードコートではご飯を受け取るときにビニール袋に入ったカトラリーを渡される場合もあります。
クイッティオや炒飯など調味料をかけることの多いご飯の場合、調味料は飲食スペースにはなく、お店の前に設置されています。
味付けをしたい場合は忘れずにお店の前で味付けをしてください。
ご飯を受け取った後は、カードで支払いを済ませます。
稀にですが、カード払いが基本のフードコート内にある飲み物やデザートなどの一部のお店で現金払いオンリーの場合があります。
なお、一部店舗や一部フードコートではラビットカードでの支払いが可能です。
食事を受け取った後は、スプーンやフォーク、箸、蓮華が置いてある場所を探しましょう。
必要なカトラリーを手に取って、ポットや鍋のような容器に入っている熱湯で加熱殺菌をします。
あるいは、カトラリーを機械に入れることで滅菌ができるタイプもあります。
汁物系麺類の場合は箸と蓮華、その他のタイ料理の場合はスプーンとフォークの組み合わせが一般的です。
フードコートで食事を注文した場合に限り、他で購入したおかずやお菓子、飲み物を一緒に食べることは問題ありません。
注文もせずに他から持ち込んだものを食べるのはNGです。
お酒を持ち込んで飲んでも良いかを知りたい日本人も多いようですが、基本的にフードコートでお酒を飲んでいる人はいません。
持ち込み自体はNGではありませんが、周りのタイ人からの視線を感じるかもしれません。
どうしても飲みたい場合は嗜む程度に留めて、深酒や大声で騒ぐような行為は絶対にやめましょう。
例外として、アルコールを販売しているフードコートでの飲酒は全く問題ありません。
日本のフードコートは自分で指定の場所にトレーやゴミを片付ける必要がありますが、タイのフードコートでは置きっぱなしでOKです。
フードコート内にはテーブルの上を綺麗にしてくれるスタッフが常にいますので、そのまま放置して問題ありません。
例外として、ターミナル21に入っているPIER21では自分でトレーを片付けるルールになっています。
もしもテーブルにご飯を運ぶ途中や食事中に食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合は、片付けをしているスタッフに声をかけるとすぐに掃除をしてもらえます。
場所 ターミナル21の5階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSアソーク駅(駅直結)
価格帯 30〜60バーツ
お店のジャンル タイ料理
精算方法 カードにチャージ
メモ トレーは自分で片付け、庶民的フードコート、座席数多い
■ EMPORIUM FOODHALL(エンポリアム フードホール)
場所 エンポリアムの4階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSプロンポン駅(駅直結)
価格帯 40〜180バーツ
お店のジャンル タイ料理、インド料理
精算方法 カードにチャージ
メモ ちょっと高級フードコート、座席数少なめ
■ EMQUARTIER FOODHALL(エムクオーティエ フードホール)
場所 エムクオーティエの地下1階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSプロンポン駅(駅直結)
価格帯 60〜240バーツ
お店のジャンル タイ料理、インド料理
精算方法 カードにチャージ
メモ 高級フードコート、座席数多い
場所 アマリンプラザの4階
営業時間 10:00〜21:00
最寄駅 BTSチットロム駅(駅直結)
価格帯 30〜90バーツ
お店のジャンル タイ料理
精算方法 カードにチャージ
メモ 庶民的フードコート、座席数多い
場所 セントラルチットロムの7階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSチットロム駅(駅直結)
価格帯 未定
お店のジャンル 未定
精算方法 未定
メモ リノベーション中、2021年再オープン予定
■ CENTRAL WORLD FOOD WORLD(セントラルワールド フードワールド)
場所 セントラルワールドの7階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSチットロム駅(駅直結)
価格帯 40〜220バーツ
お店のジャンル タイ料理、ハンバーガー
精算方法 カードにチャージ
メモ ちょっと高級フードコート、店舗数少なめ
場所 セントラルワールドのCENTRAL(旧ZEN)の7階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSチットロム駅(駅直結)
価格帯 60〜250バーツ
お店のジャンル タイ料理、和食
精算方法 屋台店舗はカードにチャージ、通常店舗は現金
メモ ミシュランガイド掲載のお店あり、高級フードコート
■ SIAM PARAGON FOODHALL(サイアムパラゴン フードホール)
場所 サイアムパラゴンのG階
営業時間 10:00〜22:00
最寄駅 BTSサイアム駅(駅直結)
価格帯 30〜300バーツ
お店のジャンル タイ料理
精算方法 カードにチャージ
メモ ちょっと高級フードコート、店舗数少なめ
場所 マーブンクロンセンター(MBK)の6階
営業時間 10:00〜:2200
最寄駅 BTSナショナルスタジアム駅(駅直結)
価格帯 50〜200バーツ
お店のジャンル タイ料理、和食、韓国料理、中東料理
精算方法 カードにチャージ
メモ 庶民的フードコート、座席数多い
場所 THE COMMONSの1階
営業時間 各店舗による
最寄駅 BTSトンロー駅(車3分半)
価格帯 220〜1,000バーツ
お店のジャンル 多国籍
精算方法 現金
メモ アルコール販売あり、超高級フードコート、一部屋外席あり、とにかくオシャレ
バンコクの不動産賃貸を取り扱う『alphabet home』のアフターケア担当。JICAボランティアを皮切りに、タイ生活は14年目に突入。バンコクの生活で困ったことや役に立つ情報、面白いことをご紹介していきます。