タイのダメージ費用【リビング】

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【この記事はタイローカルに詳しい不動産屋さんの『JIROKO』が書いています】

タイの賃貸物件では多くの物件で家電や家具が備え付けで住むことができます。
前回の【台所とダイニング】に続き、今回は【リビング】で発生しやすいダメージの注意点を紹介していきます。
バンコクの不動産屋の視点から見たダメージのポイントと費用相場は必見です。

【台所とダイニング】のダメージの注意点は前回の記事を参考にしてください。

ソファー

ソファーは高確率でダメージの指摘を受けやすいポイントです。

◼️ 布製のソファー

布の汚れに対してクリーニング費用を請求されることが多く見受けられます。
クリーニング費用の相場は2千〜4千バーツ前後ですが、汚れが落ちない場合はカバーの交換を言い渡されることもあります。

また、布製のソファーで多いダメージが破れやほつれです。
中でも破れは修理が難しい場合が多く、カバーの交換になることがほとんどです。
カバーの交換費用の相場は生地にもよりますし、部位にもよりますが交換をした場合は5千〜3万バーツ前後になります。
部分的な損傷であった場合でもカバーの在庫がないために、全体の交換費用を請求されるケースもあります。

布製のソファーの場合は中のスプリングが壊れてしまうケースがあります。
カバーに損傷は無くてもスプリングが壊れている場合は、内部のスポンジとスプリングの交換費用が発生します。
座面1つに対して数千バーツ前後の交換費用が相場です。

◼️ 合皮製のソファー

汚れはつきにくい素材ではありますが、使用を継続していくと表面がボロボロになって剥がれて来る場合があります。
コンドミニアムで合皮製のソファーを多く見かけますが、多くのオーナーは自然摩耗だと賛同してくれるものの、少数のオーナーは自然摩耗を認めてくれない場合もあります。
なお、布地に損傷を与えてしまった場合は問答無用でソファー本体の交換になる可能性が高いですが、縫い目のほつれは修理で直せるケースもあります。
カバーの修理費用の相場は3千〜5千バーツ前後、ソファーの交換費用の相場は1万〜3万バーツ前後を想定しておきましょう。

◼️ 革製のソファー

革のメンテナンスは難しく、人間の皮脂がつくとボロボロと表面が剥がれてきますし、メンテナンスせずに乾燥させてしまうとヒビが入ってしまいます。
更にタイは年中暑い国なのでカビも生えやすいです。
乾燥させてもダメ、湿気が強くてもダメという非常に管理の難しい素材です。
革のダメージは経年劣化ではなく、多くは清掃やメンテナンス不足が原因ですので請求の対象になりやすい点も注意が必要です。
革製のソファーは部分補修が難しく、ダメージの指摘を受けた場合はソファーの交換となる可能性が高いです。
相場としては安くて2〜3万バーツ台、高級な革製品の場合は5万バーツ以上も覚悟すべきです。

◼️ ダメージの一例

布製のソファーの破れ

合皮製のソファーの破れ

ダメージ回避のポイント

布製のソファーは布等のカバーで覆うことで汚れを回避できますが、ダメージ費用を発生させないためには汚れの目立たない色を選ぶことも重要です。
絶対にダメージを回避したい、あるいは、可能な限り安くしたい方は迷わず暗めの色の布製のソファーにすべきです。

合皮製のソファーの縫い目のほつれは修理が可能ですが、素材によっては色が剥げやすいものもあり、オーナーによっては自然磨耗を認めてくれないこともあるので、基本的にはあまりお勧めしません。

革製のソファーはメンテナンスの難しさとダメージの高額さからお勧め出来ません。高額請求となる可能性を覚悟して使用に注意しましょう。

お子さんがソファーの上でジャンプをして繰り返し遊ぶと、中のスプリングが壊れてしまいます。
ソファーの上ではジャンプをさせないように気をつけてください。

コーヒーテーブル

コーヒーテーブルには木製とガラス製、中には石製なんてものもありますが、ダメージの対象となりやすいのは木製のコーヒーテーブルです。

◼️ 木製のコーヒーテーブル

木製のテーブルは熱いものをそのまま置くと、木の色が白く(素材によっては黒く)変色してしまいます。
また、物を引きずるように動かすと、傷がついてしまう場合もあります。
テーブルの大きさや傷の大きさにもよりますが、補修費用は千〜3千バーツ前後が相場です。

◼️ ガラス製のコーヒーテーブル

傷つきにくいのですが、ガラスという素材故に衝撃で割れてしまうことがあります。
割れてしまった場合には交換の対象になり、大きさにもよりますが3千〜5千バーツ前後が相場です。

◼️ 石製のコーヒーテーブル

物を引きずったような傷や抉れたような小さな穴のようなダメージがついてしまうことがあります。
傷がついてしまった場合は補修が必要になり、素材にもよりますが安いもので5千〜8千バーツ前後が補修費用の相場です。

◼️ ダメージの一例

木製のコーヒーテーブルの傷

木製のコーヒーテーブルのヒビ

ダメージ回避のポイント

どの素材のテーブルも布等のテーブルクロスを敷くことが一番の対策になります。
特にガラス製のテーブルは物を落とした衝撃で割れることもあるので、緩衝材として布を敷くことをお勧めします。

テレビ

生活をしていてうっかりと物をテレビ画面にぶつけてしまったなんてこともあるかと思います。
テレビ画面に傷が付いている場合、テレビ画面の交換費用の請求を受けることになります。
メーカーとテレビのサイズにもよりますが、テレビ画面の交換費用の相場は8千〜2万5千バーツ前後です。
型番によっては画面を交換するよりも新品のテレビを購入したほうが安い場合もあり、その場合は新品の購入をして弁償するほうが早いこともあります。

◼️ ダメージの一例

テレビが落下して割れた画面

テレビ画面についた傷

ダメージ回避のポイント

不注意でテレビを落としてしまった場合は仕方ありませんが、テレビの画面の傷は気がつかないうちにつけてしまっているのがほとんどのようです。
コンドミニアムでそのお部屋に居住するのが初めての場合にテレビ画面の厳しいチェックを受ける傾向にあるので、新築物件に住む場合は特に気をつけて生活をするようにしましょう。

テレビ台や棚

木製のテレビ台や棚がほとんどですが、扉や仕切り板にガラスが使われていることがあります。
木製の家具は物を引きずるように動かすと、傷がついてしまう場合もあります。
傷の大きさや深さにもよりますが、補修費用は千〜3千バーツ前後が相場です。
ガラスを割ってしまった場合は実費になりますが、扉やガラス板の場合は5百〜3千バーツ前後が相場でしょう。

稀に雨が降っても窓を閉めないご家庭があるようで、棚の上の面が水分で膨張してしまうケースがあります。
その場合は棚の上の全面を張り替えることになり、傷を修理する補修費用よりも高めの金額になります。

◼️ ダメージの一例

テレビ台の扉の傷

棚のガラス扉のヒビ

ダメージ回避のポイント

ガラス製の場合は優しく棚の開け閉めをするようにしましょう。
窓の近くにある木製の棚は雨の時に窓を開けたままでいると濡れてしまって膨張しますので、雨が降ったら窓を閉めるように注意が必要です。

カーペット

カーペットのダメージで最も多いのはタバコによる穴や焦げだったりします。その場合は一発で交換の対象になります。
汚れはクリーニングで落ちることが多いので、ほとんどはクリーニング費用のみの請求です。
ダメージ費用の相場はカーペットの大きさや素材にもよりますが、クリーニングであれば千〜2千バーツ前後、交換の場合は2千〜5千バーツ前後が相場です。

◼️ ダメージの一例

汚れたカーペット

タバコで焦げたカーペット

ダメージ回避のポイント

たいていの汚れはクリーニングで落ちますが、タバコによる焦げや穴は修理ができずに交換の対象となってしまいます。
お部屋のファブリック系の家具にも臭いが移ってしまいますので、タバコはお部屋の中では吸わないことをお勧めします。

カーテン

カーテンのダメージは日常生活を送っている中では気がつきにくいものです。
窓や網戸の開け閉めのときに挟んでしまったり、ペットが噛んだり引っ掻いたり、お子さんがぶら下がったり、タバコを接触させてしまったりと様々な理由があります。
基本的に布の部分の修理は難しいので、交換の対象になります。
カーテンによっては片方の破損であっても、購入単位が一対となっている場合には一対の費用を請求されることもあります。
厚手のカーテン(1枚)は3千〜8千バーツ前後、レースカーテン(1枚)は2千〜5千バーツ前後が相場です。

また、無理やり開け閉めをすることで、カーテンレールが変形することがあります。
その場合の修理費用は数千バーツ前後が相場でしょう。

タッセル(カーテンをくくる紐)やカーテンを開け閉めする棒の紛失も時折指摘を受けます。
タッセルはひとつあたり数百バーツ前後、カーテンを開け閉めする棒は5百〜8百バーツ前後が相場になります。

◼️ ダメージの一例

ほつれたレースカーテン

破れたレースカーテン

ダメージ回避のポイント

窓や網戸の開け閉めには十分に注意をするようにしましょう。
窓を開けるときには風でレースカーテンが煽られないように、端にタッセルでまとめるようにするのが良いです。
ペットのクセは止められないと思うので、そのような場合は最初からダメージ費用を覚悟するか、お部屋のカーテンは使用せずに自前のカーテンを取り付けておくのが懸命です。

洗濯機と乾燥機

洗濯機や乾燥機で多いダメージは扉の取っての破損です。
特に乾燥機は乾燥を終了した後に熱さを冷ますためにすぐに扉は開かず、そのことを理解せずに力づくで開けて扉の取ってが取れてしまうケースが多く見られます。
また、故障をして開かない洗濯機の扉を強引に開けようとして、扉の取ってを壊してしまうケースもみられます。
扉の取っての交換費用はメーカーにもよりますが、2千バーツ前後であることが多いです。

他にも洗濯機の扉のプラスチック部分にヒビを入れてしまうダメージもたまにみられます。
その場合は破損したプラスチック部分の交換になりまして、こちらも2千バーツ前後が相場です。

強めの力で開け閉めを繰り返していると、扉のロックの部品が故障してしまう場合があります。
部品交換の費用相場は2千〜3千バーツ前後になるでしょう。

洗剤入れの容器にヒビを入れてしまう場合もあります。
その場合は交換となりまして、千バーツ前後の相場になります。

◼️ ダメージの一例

洗剤入れの容器のヒビ

乾燥機の扉ロックの破損

ダメージ回避のポイント

洗濯機と乾燥機の扉は必ず開けてもOKの状態になってから開けるようにしましょう。
乱暴に開け閉めを繰り返していると扉のロックの部品が破損することもあるので、開け閉めは優しく行うことが基本です。
扉の開け閉めや洗剤入れの容器の出し入れは優しく取り扱うようにしてください。

JIROKO

バンコクの不動産賃貸を取り扱う『alphabet home』のアフターケア担当。JICAボランティアを皮切りに、タイ生活は11年目に突入。バンコクの生活で困ったことや役に立つ情報、面白いことをご紹介していきます。

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