バンコクのBTSを徹底解剖!【2020】

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【この記事はタイローカルに詳しい不動産屋さんの『JIROKO』が書いています】
※記事は2020年12月22日に更新されました。一番初めの投稿は2019年3月16日でした。

バンコク都民の日常の足であり、観光客のアクセス手段にも使われているBTS。
今やBTSなしではバンコクの生活は成り立たないほど、都民の生活に密着しています。
そんなBTSの基本的な情報をはじめ、乗り方やポイントの貯め方、アプリの活用方法までご紹介していきます。

BTSって何?

BTSはバンコクの街を縦横無尽に走る高架鉄道システムで、運営会社である「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.」の頭文字を取った名称です。
日本語ではバンコク・スカイトレインという呼称になります。

BTSの正式なホームページは下記のURLを確認してみてください。
ttps://www.bts.co.th/eng/

BTSの2つの路線

BTSはスクンビット線とシーロム線の2つの路線に分かれています。

スクンビット線はクーコット駅〜ケーハ駅、シーロム線はナショナルスタジアム駅〜バンワー駅で運行しています。
2020年12月16日より新たにスクンビット線のバホンヨーティン59駅〜クーコット駅の7駅が開通となりました。

◼️ サイアム駅

スクンビット線とシーロム線の乗り換えはサイアム駅で、プラットホームは中央に位置する島式です(普通は相対式)。
サイアム駅のホームは3階と4階の2つに分かれています。
3階にスクンビット線のケーハ駅行きとシーロム線のバンワー駅行き、4階にスクンビット線のクーコット駅行きとシーロム線のナショナルスタジアム駅行きのホームがあります。

◼️ サムロン駅

スクンビット線のサムロン駅のプラットホームはサイアム駅と同じ島式です。
サムロン駅はプラットホームが中央にありますので、降りてすぐ反対側のホームでケーハ駅行きの電車に乗ることができます。

◼️ サパーンタクシン駅

シーロム線のサパーンタクシン駅はプラットホームがひとつしかありません(元々撤去する予定で単線になったそうです)。
双方向の電車が来ますので、電車の行き先をきちんと確認して乗るようにしましょう。
一時期はサパーンタクシン駅を撤去する方針もありましたが、残してくれることになって良かったです。
線路を複線にする計画もあるようですが、実現がいつになるのかは未定です。

◼️ MRT(地下鉄)への乗り換え駅

スクンビット線のアソーク駅でMRTスクンビット駅に、モーチット駅でMRTチャトチャック駅に乗り換えが可能です。
シーロム線ではサラデーン駅でMRTシーロム駅、バンワー駅でMRTバンワー駅に乗り換えができます。
2019年8月にはスクンビット線のラップラオ5差路駅でMRTバホンヨーティン駅に乗り換えが可能になりました。

◼️ エアポートリンクへの乗り換え駅

スクンビット線のパヤタイ駅で乗り換えが可能です。

◼️ BRT(バス高速輸送システム)への乗り換え駅

シーロム線のチョンノンシー駅、タラートプルー駅でBRTに乗り換えることが可能です。

◼️ ゴールドラインへの乗り換え駅

シーロム線のクルントンブリ駅でゴールドラインに乗り換えることが可能です。
ゴールドラインは2020年12月16日に新しく開業したモノレールです。

◼️ 乗車中の路線の変更

クーコット駅やモーチット駅発のスクンビット線と、バンワー駅発のシーロム線はたまにサイアム駅で路線が入れ替わることがあります。
スクンビット線に乗っていたのに気がついたらシーロム線になっていた!なんてことも・・・。
かくいう私もアソーク駅に向かって乗っていたスクンビット線が気がつけばラチャダムリ駅に向かっていたこともありました。
乗車前に電車の電子蛍光板で行き先を確認したり、車内アナウンスをしかっりと聞くようにしましょう。

BTSの運行時間

始発は午前5時15分発、終電は路線にもよりますが概ね24時発になります。

チケット売り場は午前6時から24時までですので、午前6時前は小銭への両替ができません。
最近はかなり紙幣の販売機が増えてきましたが、時間外の場合は事前に小銭の用意をしておくようにしましょう。

運行間隔は2分半から8分程度で、通勤ラッシュの時間帯は間隔が短くなります。
日本のように何時何分に電車が来るというシステムではなく、次の電車が来るまで待つシステムです。

BTSの料金形態

BTSの料金形態は全部で3つの種類があります。

◼️ 片道乗車カード(Single Journey Card)

2020年12月22日時点では片道16バーツから59バーツまでの乗車券を購入することができます。
※スクンビット線のモーチット駅〜クーコット駅が無料区間となっています。無料期間が終了して有料化された場合は金額が変更となります。

BTS公式サイトのルート運賃検索 https://www.bts.co.th/eng/routemap.html

改札の中に入るときは、改札機の上の「TAP HERE」のところにカードを当ててください。

改札から出るときは、改札機の前面にあるカード差し込み口にカードを入れてください。
カードはそのまま吸い込まれて戻って来ません。

◼️ 1日乗り放題カード(One-Day Pass)

140バーツで1日乗り放題の乗車券です。

改札の中に入るときは、改札機の上の「TAP HERE」のところにカードを当ててください。

改札から出るときも、入るときと同じように改札機の上の「TAP HERE」のところにカードを当ててください。

1日の中で4〜5回程度BTSに乗る予定のある旅行者向けの乗車券になります。
使用後は各自で破棄することになりますが、私は過去に旅行者から「もう要らないから使って」ともらったことが何度かあります。

◼️ ラビットカード(Rabbit Card)

緑は学生用カード、オレンジは大人用カード、ピンクはシニア用カードになります。
学生用カードは23才未満、シニア用カードは60才以上の条件がついていて、どちらも年齢を証明する身分証の提示が必須です。

ラビットカードを初めて購入するときは、初回発行手数料100バーツと最低チャージ金額100バーツの合計200バーツが必要です。
カード自体の有効期間は5年間で、チャージした金額の有効期限は最後にチャージしたときから2年間になります。

定期券(回数券)としての使い方も可能ですし、好きな金額をチャージして片道乗車券として使う方法も可能です。
カードに定期券とチャージを両方入れている場合は、定期券としての使用が優先されます。
定期券は15回・25回・40回・50回に分かれていて、有効期限は30日以内となっています。
有効期限の30日を過ぎると、自動的に回数がゼロになります。

チャージは最低100バーツ〜最高4,000バーツまで可能です。

なお、2019年2月15日より、ラビットカードのカード購入時、チャージ時、定期券購入時には身分証明書の提示が必須となりました。
2020年4月現在はカード購入時とカード更新時(5年毎)に身分証明書の提示が必要な状況で、チャージ時や定期券購入時の提示は不要です。

改札の中に入るときは、改札機の上の「TAP HERE」のところにカードを当ててください。

改札から出るときも、入るときと同じように改札機の上の「TAP HERE」のところにカードを当ててください。

改札機の上にある画面にチャージ金額の残高や定期券の残日数・使用期限が表示されます。

乗車券の購入方法

乗車券の種類によって購入方法が異なります。

◼️ 片道乗車カード(Single Journey Card)

チケット売り場か自動券売機で購入することが可能です。

自動券売機は2種類あり、お札も使用可能なタイプと小銭しか使用できないタイプがあります。
駅によってはお札も使用可能な自動券売機がありますが、まだまだ設置が少ないです。

以前はチケット売り場で購入することが出来ず、小銭しか使用できない券売機しかなかったので、随分と便利な時代になりました。
(当時は小銭を持ち合わせていない場合は、チケット売り場でお札を崩した上で、券売機で購入をしていました)

◼️ 1日乗り放題カード(One-Day Pass)

チケット売り場で購入する必要があります。

◼️ ラビットカード(Rabbit Card)

チケット売り場で購入する必要があります。
初めてラビットカードを作る場合は、カードを作りたいこととチャージしたい希望金額を伝えてください(最低チャージ金額は100バーツ)。
カードが既に手元にある場合、「チャージ」のときはチャージしたい金額を伝え、「定期券」の購入のときは希望の回数を伝えてください。

小銭しか使えない券売機

小銭も紙幣も使える券売機

チケット売り場

BTSに乗ってみよう

BTSの車両の中には優先席があります。
小さな子供やお年寄り、妊婦さん、僧侶、障害のある方、怪我をしている方がいる場合には席を譲りましょう。

なお、タイの僧侶は女性への接触が禁じられています。
隣が女性の場合は僧侶が座れませんので、優先席の隣に座っている女性は気を配る必要があります。

車内は飲食・喫煙・ペット同乗が不可です。
ペットはケージに入れていても同乗できませんので気をつけてください。

2014年からプラットホームにホームドアが設置され始めました。
まだ全ての駅への設置をされていませんが、以前よりも安全に利用できるようになっています。

BTSの改札に続く入り口

券売機

改札ゲート

改札機

BTS構内

構内のエレベーター(2018年設置)

BTSのブラットホーム(ホームドアつき)

BTS車内

優先席

ラビットリワード

ラビットカードはラビットリワードと呼ばれるポイントを貯めることができるカードです。

そこまでお得ではないですが、毎日の通勤でBTSに乗る方は1年に数十バーツ程度が還元されるレベルです。
ラビットリワードに登録さえすれば自動で貯まるポイントなので、登録をしておくことをおすすめします。
BTSに1回乗車する度に1ポイントが貯まり、月に40回までポイントを獲得することができます。

ラビットリワード加盟店ではラビットカードにチャージしたお金を電子マネーとして支払いに使うことも可能です。
加盟店で電子マネーとして使用する場合は、1日の中の1回目は5ポイント、2回目以降は1ポイントが獲得できます。
LINE Rabbit Payで使用する場合も、1日の中の1回目は5ポイント、2回目以降は1ポイントが獲得できます。

このラビットリワード(旧名キャロットリワード)が出来た当初は、ポイントをチャージ金額に交換するときもわざわざサイアム駅に行かなければ行けなかったりと、大変使い勝手の悪いものでした。
現在はラビットリワードの機械で簡単にポイント交換が出来ますので、手軽に使えるものになっています。
ただし、電子マネーとしての使用方法が出来たことで、BTS関連でポイントがあまり貯まらなくなったことは残念です。

ラビットリワードはラビットカードを持っているだけでは発生しません。
まずはホームページか各BTS駅に設置されているラビットリワードの機械で登録をしましょう。

ラビットリワードの機械では累積ポイントやチャージ金額の残高も確認できます。
飲食店の割引クーポンも発行できますので、気になる方は機械で確認をしてください。

ラビットリワードの公式サイト https://rabbit.co.th/en/

BTSのアプリ

2018年よりBTSのスマホアプリ「BTS Sky Train」が登場しました。
最初は使いにくさもありましたが、今はかなり改善されて使いやすさが増している印象です。

アプリではこのページで説明した路線ルート、チケットの種類や購入方法、チケットの使い方の他、リアルタイムの運行情報を確認することができます。
スマホの設定次第ではありますが、ロック中の画面にも運行トラブルの情報が通知されますのでBTS通勤のお役立ちアイテムです。

ロック画面に通知される運行情報

アプリ内のトップページ
(問題のある駅が赤くなっている)

アプリ内の運行情報のページ

なお、2017年まではツイッターでタイ語の運行情報しか流されておらず、2018年にBTSのアプリが登場してもしばらくはタイ語がメインでした。
2018年に周波数による運行トラブルが頻繁に発生し、英語のアナウンスがないことに外国人からクレームが殺到し、アプリでも英語の運行情報が併記されるようになりました。

JIROKO

バンコクの不動産賃貸を取り扱う『alphabet home』のアフターケア担当。JICAボランティアを皮切りに、タイ生活は11年目に突入。バンコクの生活で困ったことや役に立つ情報、面白いことをご紹介していきます。

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