バンコクの害虫と対策

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【この記事はタイローカルに詳しい不動産屋さんの『JIROKO』が書いています】

バンコクは一年を通して暑い国なので、害虫に悩まされるのも年がら年中の問題になります。
日本とは少し異なるバンコクの害虫とその対策について紹介をしていきます。

※注意 記事の中に害虫(虫や爬虫類)の写真が出て来ますので、苦手な方は閲覧しないようにしてください。

アリ

バンコクの物件ではアリのトラブルがとにかく多いです。
アリは古い物件だけに限らず、新しい物件であってもほんの僅かな隙間から侵入して来ます。

◼️ 対策① 食べ物を置かない

室内に甘いものや食べ物を置くことは絶対にNGです。
アリの侵入口や通り道になるような場所には、カップラーメンやスナック菓子、ペットのカリカリ類は置かないでください。袋を食い破られることがあります。

◼️ 対策② アリの巣コロリを設置

アース製薬から出されている「アリの巣コロリ」が非常に有効です。
スーパーで50バーツ前後で販売されています。
アリの通り道に置くだけで、数時間〜数日以内にアリを完全撲滅することができます。

たまにアリだと思っていたものがアリではなく、アリの巣コロリが効かないことがあります。
アリの巣コロリはアリ以外には効かないので、速やかに撤去をしましょう。

◼️ 対策③ アリの侵入口を埋める

明らかな侵入口がある場合は、出入り口を塞いでしまうのも有効です。
ただし、古い物件の場合は壁やパッキンが脆くなっていることもありますので、出入り口を塞いでもアリが壁やパッキンを破壊して新しい出入り口を作る可能性もあります。
そのような場合は上記のアリの巣コロリで撃退をするのが早道です。

ゴキブリ

タイは年中暑い国なので、ゴキブリが出ることに悩まされる家庭も非常に多いです。
古い物件はゴキブリが出現する傾向が高く、新築物件や築浅物件では出現する頻度が低い傾向にあります。

◼️ 対策① ペストコントロール

ゴキブリの侵入口が排水溝の場合はペストコントロールが有効です。
小さなタンクに繋がるノズルから薬剤を噴射し、浴室の排水溝や床の隅に散布をします。
赤ちゃんやペットのいるご家庭では有害になる可能性もありますので、その場合は浴室の排水溝のみの散布でも十分効果があります。

ペストコントロールをすることでゴキブリの発生率は下がりますが、一点だけ注意点があります。
実はペストコントロール直後は苦しんだゴキブリが排水管を上がって部屋の中に入って来ることがあります。
ペストコントロール直後なのに薬剤が効いてない!!と驚くことのないようにしましょう。

多くのアパートでは月に1度の定期ペストコントロールを提供しています。
コンドミニアムでも物件によっては無料で月に1度のペストコントロールを提供している場合があります。
個人でペストコントロールを頼む場合は、1度で2,000〜3,000バーツ前後の費用が発生します。

◼️ 対策② 侵入口を塞ぐ

大量のゴキブリが出る場合は、どこかにある程度の大きさの侵入口があることを疑いましょう。
私が過去に担当をしたケースでは一晩で50匹以上のゴキブリが浴室に現れた恐怖のお部屋がありました。
元々の施工の問題もありますが、トイレのタンクの裏側や洗面台の下などの施工が甘く、壁裏と直接繋がっている場合があります。
そのような場合はその隙間を埋めない限りはゴキブリが出続けることになります。
ただし、退去のときにダメージとして請求を受けることのないように傷のつかない形で侵入口を塞ぐことも考えなくてはいけません。

◼️ 対策③ 室内を清潔に保つ

部屋の中の食べかすはゴキブリの餌になります。
台所のコンロ周辺の汚れも綺麗に落としておくことがゴキブリ対策のひとつになります。
ダンボールはゴキブリの住処になってしまいますので、不要なダンボールは速やかに破棄しましょう。

◼️ 対策④ ゴキブリホイホイを設置する

ゴキブリがどこからか現れる場合には、ゴキブリホイホイを設置しましょう。
ゴキブリホイホイを設置することで、外からゴキブリを呼び寄せてしまうのでは?という不安を抱く方もいると思いますが、外までニオイが漏れることはないそうです。

設置方法も重要で、ゴキブリの通り道に置かなければ意味がありません。
ゴキブリは触覚で確認しながら動く生き物なので、台所の隙間や隅、室内の壁に沿って置くようにしましょう。

◼️ 対策⑤ 殺虫スプレー

ゴキブリが目の前に現れた場合、害虫用の殺虫スプレーで退治をします。
ただし、密閉した室内で使用をすると殺虫スプレーの嫌な臭いが室内に充満することになります。
中には成分が強いものもありますので、小さなお子さんやペットがいる場合は使用後に換気をするなど注意して使用をするようにしましょう。

スプレーはたくさんの種類が販売されていて、安いものだと50バーツ前後です。

冬のないバンコクは一年を通して、蚊が飛び回っています。
刺されると痒いし、デング熱になるリスクもある蚊は出来れば避けたいところです。

◼️ 対策① 蚊避けグッズ

スーパーにはたくさんの蚊よけの薬剤が販売されています。
スプレー、ローション、クリーム、パッチ等の種類があり、好きなタイプを選ぶことができます。
安いものだと40バーツ前後、高いものだと100バーツ前後になります。
レモングラスを主成分としたケミカルではないものや、乳幼児に使用しても安全というものもあります。

◼️ 対策② コンセント式の蚊よけ

コンセントで充電ができる蚊よけ「アースノーマット」はお部屋の蚊よけとして大変使い勝手の良いものです。
コンセントに直差しのコード無しタイプとコンセントから離れていても使用できるコードタイプの2種類があります。
スーパーで120〜150バーツ前後で販売されていて、製品の保証もついている優良品です。

薬剤は詰め替えボトルが交換できるようになっていて、30日用、60日用、90日用と分かれています。
詰め替えボトルは70〜130バーツ前後で販売されています。

◼️ 対策③ 蚊取り線香

日本でもお馴染みの蚊取り線香はバンコクでも販売されています。
スーパーで20バーツ弱で売られています。

火を使うものなので、小さなお子さんやペットがいるご家庭は十分に気をつけてください。

意外と知られていないのは蚊取り線香の消し方。
火のついている少し後ろを折ってしまうか、水をかけるのがベーシックです。
ちなみに水をかけても、きちんと乾燥させれば使用できるのもご存じでしょうか。

羽アリ

乾季の終わりに大量発生する羽アリは建物の小さな隙間からお部屋に侵入して来る厄介者です。
季節限定の虫で、とにかく明かりの大好きな虫です。
この時期にベランダや浴室の電気をつけっ放しにしておくと、あっという間に羽アリが侵入して来ます。

この羽アリは何かに衝突すると、すぐに羽を失い地面に落下します。
羽を失ったその姿は、まるでシロアリのように末端の胴体が長い黒い虫のようでちょっと不気味です。。。

◼️ 対策① 小さな隙間は埋める

羽アリが侵入して来る隙間を見つけたら、シリコン等で速やかに埋めることをオススメします。

◼️ 対策② ベランダや浴室の電気の消し忘れに注意

乾季の終わりにベランダや浴室の電気を消し忘れると、お部屋に大量に侵入して来る可能性があります。
くれぐれも消し忘れには注意するようにしましょう。

シロアリ

シロアリは木材や紙類を餌にどんどん繁殖をする厄介な害虫です。
本や紙類が食べられていて気がつく人もいますが、シロアリが食べているときに発生する小さな「カタカタ」という音で気がつく人もいるようです。

シロアリの駆除は素人ではどうしようもありません。
すぐに物件やオーナーに相談をするようにしましょう。

タイでの駆除の方法は主に2つあります。
どちらの方法も一度での駆除は完了せず、時間をかけて徹底駆除をしていくことになります。

◼️ 対策① シロアリ用の強力な薬剤を散布

ペストコントロールのようなタンクからシロアリ用の薬剤を散布する方式での駆除方法です。
完全な駆除まで期間をあけての数回の散布が必要になります。
強力な薬剤なので身体に優しい方法ではありませんが、駆除の方法としては簡易な方法です。

◼️ 対策② シロアリ版のアリの巣コロリを設置

シロアリの餌が入った箱をシロアリの通り道に置く方法で、シロアリ版のアリの巣コロリです。
定期的に餌を追加して、完全な駆除までに数ヶ月の期間を要します。
時間がかかることと、餌箱の置き場所によっては生活に邪魔になる可能性がありますが、身体には優しい方法です。

コバエ

気がついたらコバエが部屋を飛んでいることがありますが、その発生源は様々です。
生ゴミに発生するショウジョウバエやノミバエ、腐った植物から発生するキノコバエ、お風呂や台所の下水から発生するチョウバエと細かく分類されています。

◼️ 対策① 生ゴミは早急に破棄

ショウジョウバエとノミバエに有効な対策です。
万が一コバエが発生してしまったら、生ゴミは一刻も早く部屋から廃棄するように心がけてください。
ペットの排泄物も早めに片付けることをオススメします。

◼️ 対策② コバエ取りグッズの設置

ショウジョウバエに有効な対策です。
ショウジョウバエを呼び寄せてくれるグッズを使用するのが大変効果的です。
フジスーパーには「コバエがホイホイ」が販売されていますし、めんつゆトラップも有効です。

◼️ 対策③ 観葉植物の手入れ

キノコバエに有効な対策です。
水の受け皿に水を溜めないようにしたり、土を乾燥させたりしましょう。
改善に難航する場合は、土の入れ替えの検討も必要です。

◼️ 対策④ 排水管の掃除

チョウバエに有効な対策です。
排水管の中に溜まったヘドロがチョウバエの発生原因の場合は、排水管の洗浄が効果的です。

コイガ

虫だと思っていない人もいますが、コイガはタイではあちこちで見かける害虫でホコリや布類を主食としています。
一見すると乾いた米粒が壁に張り付いているように見えますが、実は中にウニョウニョした幼虫が入っていて、たまにその姿を見かけるとゾッとします(私はウニョウニョ系の虫が大の苦手です)。

コイガは屋外に干した洗濯物や窓から侵入して来る虫です。
侵入を完全に防ぐ方法はなかなか難しいかもしれませんが、コイガを見つけたらすぐに除去するようにしましょう。

◼️ 対策① お部屋を清潔に

コイガはホコリが好きな虫なので、お部屋を綺麗な状態に保つことが一番の予防になります。

◼️ 対策② 衣類は必ず洗濯

汚れのついた衣類をクローゼットやタンスにしまうことで、コイガの餌になってしまいます。

◼️ 対策③ 衣類の防虫

衣類用の防虫剤をクローゼットや引き出しの中に入れることで、コイガによる衣類の虫食いの被害を予防できます。

ネズミ

飲食店の多いエリアで見かけるネズミですが、ごく稀に部屋の中に侵入して来ることもあります。
ネズミは哺乳類で噛む生き物ですので、狂犬病対策からも絶対に触らないようにしましょう。
もしも部屋の中にネズミが出たら、自分で無理に捕獲しようとはせず、物件の作業員に捕獲をしてもらってください。

ヤモリ

外見がダメな方もいるでしょうが、ヤモリは「家守」の別名を持つ爬虫類です。
ヤモリは歯がなく、人間には危害を及ぼさない生き物です(フンは落としますが・・・)。
非常に高音で「キュー」と鳴きますが、小さな声なので最初は何の音なのかわからないかもしれません。

ヤモリは虫を食べてくれることで有名ですが、コオロギやクモ、ガを主食としています。
一番発生率の高いアリは残念ながら捕食対象ではありません。
ゴキブリは小さなサイズであれば、お腹が空いていれば食べてくれるようです。

ヤモリに対する殺虫剤はありませんが、ヤモリが嫌いな方はとにかく進入路を塞ぐことです。
一番侵入が多いのは玄関のドアの下の隙間でしょう。

トゥッケー

夜になると「トゥッケー、トゥッケー」という鳴き声を聞いたことはないでしょうか?
緑豊かな物件や公園が近い物件では聞こえて来る鳴き声かもしれません。
この鳴き声の正体こそトゥッケーです。

トゥッケーは30センチ前後の巨大なヤモリですが、皮膚の色がなかなかにエゲツない色合いの生き物です。
白にオレンジや紫の斑点がついていたり、薄い緑に赤の斑点だったりととてもカラフルです。

奇抜な見た目の彼らは強力な歯を持っていますので、発見しても迂闊に近寄ってはいけません。
タイ人曰く、噛まれると病院で縫合をしなければいけないほどの傷になるそうです。。。

トゥッケーは屋根裏や建物の隙間に隠れるのを好む生き物です。
よほどの田舎でない限りは家に入って来ることはありませんが、万が一発見した場合は無理に駆除しようとせずに物件の人を呼びましょう。

JIROKO

バンコクの不動産賃貸を取り扱う『alphabet home』のアフターケア担当。JICAボランティアを皮切りに、タイ生活は11年目に突入。バンコクの生活で困ったことや役に立つ情報、面白いことをご紹介していきます。

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